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ほとんどの機器が天井からつられています。(モニターやラックなどだけでも数百万円かかります)ただし、コードが床を這わないので、安全性、清潔性を高めています。 また、わきだ整形外科の手術室は厳しい基準をクリアーしているクリーンルームとなっています。クリーンルームでは、特殊な空調により、ほとんど塵のない環境になっており、感染の抑制にも役立っています。手術室であればどの病院の手術室でもクリーンルームと思われるかもしれませんが、高額な設備投資が必要なため、多くの施設では設置されていないのが現状です。大病院で十数個の手術室がある場合でもクリーンルームは通常1,2部屋ぐらいしかありません。 この環境の上に、わきだ整形外科では人工関節の手術の際はサージカルヘルメットを使用しています。サージカルヘルメットにより、全身をシールドすることができるために、メディカルスタッフからの塵がほとんど発生しません。見た目から私たちは宇宙服と呼んでいます。このシールド装置は、空調を備えた特殊なもので、手術を行う全員が装着しています。非常にメリットがあるにも関わらず、サージカルヘルメットを使用している施設はかなり少ないようです。理由はサージカルヘルメット自体が高価なこと、さらに毎回ディスポーザブルで使用するシールド付きガウンのコストが数万円かかるためです。(病院の負担となります)わきだ整形外科では病院の利益よりも安全性を優先しています。他院で手術を受けられる場合は、宇宙服を使用しているか確認をしてみてください。 術野を照らす無影灯は遠くドイツより運ばれてきた特殊な無影灯で、安全な手術に貢献しています。通常の無影灯よりも照射する光が奥まで届き、とても手術がやりやすいです。また、電球が切れた場合も瞬時にバックアップ電球に切り替わり、どのような事態にも対処できる体制です。 また、内視鏡手術で使う内視鏡はハイビジョンカメラに接続され、従来の画像とは比べようがないような鮮明な画像を映し出します。わきだ整形外科で使用されている関節鏡はStryker社のハイビションカメラです。従来のスタンダードディフィニション(標準画質)に対して、次世代のよりキレイで解像度の高い高品位テレビ放送(HDTV)方式として規格化され、その中でNHKが開発したものがハイビジョンと呼ばれています。従来の関節鏡とは明らかに別次元の画質を持っています。現在はStryker社の1588 AIM Camera systemを採用しました。現在のところ、最高レベルの画像を映し出すことができる内視鏡システムです。わきだ整形外科では最先端の機器を使用することにより、小さな病変も逃すことが無く、安全な手術を目指しています。 2009年7月より、ZEISS社の手術顕微鏡が手術室に完備されました。はるばる、ドイツより運ばれてきた、ZEISS社の手術顕微鏡は、脊椎、手の外傷、神経、血管の手術に使用します。脊椎手術ではMD法を可能とします。MD法とMED法は同じだけの切開で手術が出来ますが、それぞれ、得意な部分が違います。院長の楊昌樹はMD法とMED法、いづれもマスターしている数少ない医師です。その特性を知り尽くしていますので、MD法とMED法を使い分けて手術を行います。また、院長の楊昌樹は直径3mm程度の血管の周囲を5回ほど縫合し、血管をつなぐ技術を持っていますので、ZEISS社の高性能な顕微鏡を用いて、切断された指を再接着することも可能になります。 手術の多くは全身麻酔で行われています。わきだ整形外科で使用されている麻酔器は、GE社の高性能な麻酔器です。GE社の生体モニターが一体となっており、非常に細かいコントロールが可能で、何らかの異常を感知した場合も適切な警告を表示します。これほど高機能の麻酔器は当院では必要ないのですが、安全な手術のために、GE社の麻酔器を使用し、安全な手術を行っています。
わきだ整形外科は患者さんの安全を最優先いたします。