脊椎内視鏡下手術

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脊椎内視鏡下手術変遷

痛みは最小限に、
効果は最大限に。

理事長 楊 昌樹

脊椎内視鏡下手術はいろいろな所で研究されていたが、現在もっとも普及しているのはMedtronic Sofamor Danek社のMETRx Systemで1997年にFoleyとSmithらにより開発、発表された器具である。
直径16mmまたは18mmの筒を背中に設置して、その中で腰椎椎間板ヘルニア摘出術などを行うために開発された。
METRx Systemには筒の中にカメラを入れるMED法と筒の外から顕微鏡で中を見るMD法が存在する。

 
 

脊椎内視鏡下手術の利点は術後の腰痛が少ないこと、出血が少ないこと、早期の離床が可能で、早期のリハビリが開始出来ることなどである。


METRx Systemが日本に入ってきたのは2001年頃である。
日本に入ってきた当初、あちこちで手術を開始されたが、慣れない視野と操作感によりあちこちで合併症が頻発し、多くの施設で一度導入されるも中止された。
その後、徐々に教育環境が整い2005年頃より、導入する施設が急増している。
ところが、やはり従来の手技によりも合併症が多くみられており、信頼と実績のある施設での手術が望まれる。
現在、海外ではMED法は行われなくなる傾向にあり、MD法が主流となっている。
日本は独自の発展を遂げ、MED法(内視鏡下ヘルニア摘出術)が主流となっている。
理事長の楊 昌樹は広島赤十字・原爆病院在籍中の2002年よりMD法を開始。 MD法では日本でトップレベルの手術数を誇る。MD法の開始時は まだ、日本に手術手技を教えることが出来る医者がいなかったため、広島赤十字・原爆病院部長の大賀先生とMD法の確立のために様々な研究、検討を繰り返した。
さらに、2005年4月に棘突起正中縦割進入MD法という、オリジナルな手術法を開発、発表した。


当初、MD法の普及と啓蒙に努めてきたが、日本でのMED法の普及の状況より、自身もMED法をマスターした。
どちらの方法も一長一短があるが、院長の楊 昌樹はMD法とMED法の特性の違いについて深く研究してきたため、その特性を生かした、手術を行っている。
2006年には棘突起正中縦割進入MED法も開発。
今後、棘突起正中縦割進入MED法についても普及と啓蒙に努めている。


理事長の楊 昌樹棘突起正中縦割進入MD,MED法を開発し、普及と啓蒙に努めているのはこの手術器具の開発者である、Foleyらが発表している方法ではどうしても合併症が起こる場合があるからである。つまり、METRx Systemを使用している医師はやはり説明書通りに手術を行う。そのために、多くの医師は知らず知らずのうちに合併症を起こしかけていたり、起こしている。
棘突起正中縦割進入MD,MED法はその合併症をほとんど起こさないように出来る方法であるために、普及と啓蒙に努めているのである。
現在、理事長がオリジナルのMD法、MED法を行うのは腰椎椎間板ヘルニアで、第4腰椎以下のヘルニアの場合のみである。それ以外は前述の合併症を起こしやすいからである。
それ以外は棘突起正中縦割進入MED法にて手術を行い、良好な成績を得ている。

わきだ整形外科では2008年3月から棘突起正中縦割進入MED法の手術を開始、2009年6月からは棘突起正中縦割進入MD法の手術を開始しました。
MD法とMED法は同じだけの切開で手術が出来ますが、それぞれ、得意な部分が違います。
理事長の楊昌樹はMD法とMED法、いづれもマスターしている数少ない医師です。
その特性を知り尽くしていますので、MD法とMED法を使い分けて手術を行います。


特に、脊椎内視鏡下手術(MED)を受けられる場合は、日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医に手術をしてもらうと良いでしょう。

まずは、わきだ整形外科外来を受診してください。